2018年10月6日土曜日

岩瀬、高橋三千丈にフォームをいじられそうになるも…

岩瀬が入団してすぐ、当時の投手コーチ(高橋三千丈)にフォーム改造を命じられるも、近藤真市に助けられるというお話が、今日の中日スポーツに…

 近藤スカウトは、1年目に愛大時代の岩瀬に出会い、3年目で担当として獲得。7年間スカウトを務めた後、今度は投手コーチとして2003年から現在まで、苦楽をともにしてきた。プロ初登板の巨人戦でノーヒットノーランを達成した時に背負っていた背番号「13」が受け継がれ、紹介した鳥取のトレーニング研究施設「ワールドウィング」が、岩瀬の長いプロ生活を支えた肉体の礎になった。

 その近藤スカウトが、岩瀬の長寿の一因として挙げたのが独特な投球フォームだ。「テークバックが人と違う。普通はそんな教え方はしないし、ああいう上げ方をする投手は他に見たことがない。でも、肩が詰まらず楽に腕が上がるのかもしれない」。(略)

 基本の投球フォームと違えば、プロの指導者が気になるのも当然だ。案の定、初めてのキャンプの時、岩瀬から近藤スカウトに「フォームを修正すると言われました」と電話が入った。翌日、近藤スカウトはすぐキャンプ地の沖縄に飛び、当時の高橋三千丈投手コーチに「アイツ自身が変えると言うまでは、フォームをいじらないで、このまま勝負させてやってください!」と直談判した。

 「本来、スカウトが現場にそんなこと言っちゃダメ。それは分かっていても、マンちゃん(岩瀬の愛称)は自分にとっては特別な宝物のようなもの」。近藤スカウトはその思い入れの強さを明かした。かくして、岩瀬は天性ともいえる肩に負担がかからない独自のフォームで、プロでもその投球技術を磨いていった。

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